ミニウサギはペットショップに行くと見かけることも多く、数あるうさぎの中でも比較的安価で購入でき、外見もかわいいことから人気のうさぎです。
うさぎにはたくさんの品種があり、近年ではとくにネザーランドドワーフやホーランドロップなどが有名ですが、「ミニウサギ」とは一体どのようなうさぎなのか、性格や特徴などについて詳しくご紹介させていただきます。
ミニウサギとは
ミニウサギは正式な品種ではなく、ミックスうさぎの総称のことを言います。
「ミニ」という呼び名がついているため、大きくならないと勘違いする方も多いのではないでしょうか。しかし成長するにつれ、大きくなる個体もいるため注意が必要です。
飼い始めてから「こんなに大きくなるとは思わなかった」なんてことがないよう、事前にミニウサギについてよく知っておきましょう。
ミニウサギの特徴
さまざまな品種が混ざったミックスうさぎは、体格・毛の長さ・毛色などの個体差があり、外見も様々でとても個性豊かです。
そんなミックスうさぎは、大人に成長するまでに大きく外見が変化することも珍しくなく、将来どのような外見になるのかなど楽しみが尽きません。
耳の形、体の大きさ、そして毛の長さや色など、変化のパターンは多岐にわたり、どの血統が混ざっているのか想像をふくらませるのも楽しみの一つです。
ミニウサギの大きさ
ミニウサギの平均体長は約26~40cm、平均体重は約1.5~3kgと言われています。
昨今では以前のように大きくなる個体も少なく、2kg前後の小柄なうさぎが多い傾向にあります。
ミニウサギの毛色
ミニウサギは様々なカラーの交配によって生まれてきます。そのため毛色のカラーバリエーションが非常に豊富なところも魅力の一つ。
パンダのような毛色をした個体などもおり、自分の好みのカラーを選ぶ楽しみをあります。
ミニウサギの性格
ミックスのうさぎなので個体差もありますが、おおむね懐きやすく、おとなしくておっとりとした個体が多いようです。怒ったときはグゥグゥと鼻を鳴らしたり、後ろ足で床を踏み鳴らして感情表現をします。
またほとんどのうさぎは繊細で臆病な性格です。好奇心が旺盛なタイプでも、初めて見るものや大きな音には警戒しますし、抱っこについてもほとんどのうさぎが嫌がります。
ミニウサギの寿命
ミニウサギの平均寿命は約5~8年と言われています。純血種に比べ、体が比較的丈夫であるとも言われており、長生きする傾向にあります。
近年では飼育環境やうさぎの飼育に関する知識、医療の発達により、10年以上長生きするうさぎも増えています。ちなみにギネス記録に認定され、最も長生きしたうさぎの記録は18歳10ヶ月だそうです。
ペットは健康状態やご飯の種類、与え方、衛生管理の違いによっても大きく寿命は変わります。家族として迎え入れたら、大切に飼って長寿を目指しましょう。
飼育のしやすさ
ミニウサギの性格でも述べたように懐きやすく、おとなしい個体が多いため、初めてうさぎを飼う方にとっても飼育がしやすいうさぎと言えるでしょう。
とは言っても、始めのうちから触り過ぎたり長時間遊ばせたりすると、急激な環境変化やストレスで体調を崩しやすいため、お家に迎え入れてからの2~3日はそっと見守ってあげましょう。一週間もすれば飼育環境や飼い主さんにも慣れてくるため、徐々にスキンシップを図り接するようにしましょう。
またミニウサギは他の品種に比べると身体が丈夫と言われていますが、生後間もないころは暑さや寒さに特に弱いため、エアコンなどを活用し温度管理を徹底してあげてください。
成長とともに飼い主さんとの信頼関係が築ければ、うさぎから飼い主さんのところに来て離れないでしょう。
さいごに
ミニウサギはペットショップやうさぎ専門店で販売されており、純血種に比べ非常にリーズナブルな価格で販売されているため、初めてうさぎを飼う方におすすめです。
しかし外見が可愛く安価だからという理由で、気軽に購入することは避けましょう。購入後はエサやゲージ、医療費など意外と費用がかかることも事実です。また小型動物とは言え、やはりお世話には手間がかかるため、購入前にうさぎの飼育方法などについても知っておきましょう。
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