うさぎのチャームポイントでもある耳。ピンと立った耳をしているうさぎや、ロップイヤーと呼ばれる垂れ耳のうさぎなど、さまざまな耳をしたうさぎがいます。
人間などと同じように音を聞く役割はもちろんですが、実はうさぎの耳にはその他にも役割があったのです。一体うさぎの耳にはどんな役割があるのでしょうか?
うさぎの耳の役割って?
うさぎの耳には大きく分けて、2つの役割があるんだよ。
耳が「ピン」と立っているときは警戒している
自然界で生活している野生のうさぎは、被食者の立場になります。
そのため、常に危険な身にあるうさぎは外敵から自分の身を守るため、耳をピンと立て微かな音も聞き逃さないよう、自慢の聴力によっていち早く危機を察知する必要があります。
ペットとして飼われているうさぎについても、大きな音がしたり聞きなれない音がするときは、耳をピンと立て周囲を警戒しています。
耳で体温調整をする
もう1つの役割は、うさぎは耳で体温を調節します。
犬は暑いときに舌を出し、唾液を蒸発させることで熱を放散しています。
うさぎの場合は耳に細かい血管が張り巡らされており、血管を外気にあてることで体温を調節しています。
ちなみにうさぎは天敵から逃げる時も、耳を立てたままのようです。走ると体温が上がるため、耳を立てて体内の熱を放散させながら走っているそうですよ。
うさぎの耳の特徴
うさぎの耳は左右別々に動く
うさぎは音のするほうへ、耳の正面が向くように動かすことができます。
また左右どちらの耳も別々に動かすことができるため、遠くに聞こえる微かな音まで聞き逃さずに拾うことができます。
まるで「レーダー」のようだね。
どのくらいの聴力があるの?
うさぎの耳は1㎞先の音まで聞き取ることができると言われています。
人間が聞こえる周波数は最大で1万7,000ヘルツと言われていますが、ウサギの場合、高い周波数では何と4万2,000ヘルツまで聞くことができるようです。
耳を寝かしているときはリラックスしている?
うさぎが耳を寝かせている時は、リラックスしている状態です。
寝ているときや飼い主さんに撫でられているときは、耳を寝かせているはずです。近くに警戒するものがなく、安心している証拠ですね。
気持ち良さそうにしているうさぎの姿はほんと可愛いね。
まとめ
うさぎを撫でていると、ついつい耳も触ってしまいたくなりませんか?
うさぎの耳にはたくさんの血管が通っています。そっと撫でるだけなら問題ないですが、むやみやたらに触られたり、耳を引っ張られたりすると、うさぎにとっては強いストレスになります。
うさぎにとって大切な耳なので可愛い気持ちをぐっと抑え、あまり触らないようにしてあげましょう。
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